OpenDolphin 1.9 サーバのセットアップで影響が出た。
以下にまとめる。
発見:
・5/18に、アンサムさんよりサーバ側セットアップの途中の「Javaの設定変更」が
できないとのメールがあった。
・話をよく聞いてみると、Javaがインストールされていない様子。
・Ver.1.9からは、サーバ側でJBossを使用しないようになったのに、なぜJavaが必要
なのかという素朴な疑問が生じた。
障害内容:
・こちらでも動作確認してみると、「Javaの設定変更」の所で下記メッセージが表示
されセットアップが異常終了した。
update-alternatives --config java
update-alternatives: error: java の alternatives がありません。
ということは、Javaが入ってない!
・異常終了より前の所で下記のメッセージが出ていた。
名前か説明が "sun-java6-bin" にマッチするパッケージは見つかりませんでした
sun-java6-jre のインストール候補のバージョンが見つかりません
sun-java6-jdk のインストール候補のバージョンが見つかりません
ということは、リポジトリにsun-java6関係のパッケージが無い?
調査:
・この現象の発生理由は、以前、アプセルさんのブログで見たような記憶があった。
再度ブログを見てみて、間違いが無いことを確信した。
・「ubuntu sun java」でググった。ubuntuには、PPA(Personal Package Archive)という
ものがあり、これを使ってSun Java パッケージをインストールする方法があること
を発見した。
原因:
・Canonicalパートナーリポジトリから、Sun JDK パッケージが削除されたため。
対処:
・アプセルさんのブログにあるように「OracleのサイトからダウンロードしたJDKを
インストールする。」でも良いが、手動でインストールするのは、面倒であるので
下記のようにPPAを使うことにした。
add-apt-repository deb http://archive.canonical.com/ lucid partner
を
apt-add-repository ppa:flexiondotorg/java
に変更した。
・再度、セットアップを実行すると正常終了したので、多分OKでしょう。
分かったこと:
・Ubuntuには、PPAがあることを知った。
・元々、Ubuntu10.04では、Sun Java パッケージは、Partnerリポジトリに移動されて
いた。
・Ver.1.9からは、サーバ側でJBossを使用しないようになったのに、なぜJavaが必要
なのかという理由は、セットアップスクリプトでデータベースdolphinの初期化のため
DatabaseInitializer.jarを起動しているためであった。
その他:
・何か問題があればご指摘下さい。
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